NPO法人森林総合支援センターについて
株式会社鶴巻育林サービスは、従来生産資源林の管理としての林業をメインとして事業をおこなっていましたが、
昨今の環境問題への意識の高まり、循環型社会への指向、余暇時間の増大に伴う自然志向派の増加などへの対応として
林業の範疇を拡大して“新林業”あるいは“森林業”という解釈の元に、今後は以下の三つの柱をすべて業務に取り入れて事業を継続していくという目的で
2004年6月1日からオープンいたしました。
森林の持つ三大資源
活動の三本柱
生産資源林の維持管理に重きを置いて林業という産業は成り立っていましたが、全国的にも成熟した人工林が増えてきて、
地拵えをして新植をして下刈り、除伐、枝払いという作業が極端に少なくなり、現在は間伐や枝打ちが主流になっています。
仕事量の減少と林業従事者の高齢化に伴う離職者の増加などで荒廃した森林も目立つようになって来たことも事実です。
追い討ちをかけるように廉価な外材が大量に流入して住宅建材として使われているのが現状だと思います。永久凍土地帯の針葉樹の伐採や熱帯林の伐採はもろに地球環境に影響が出てきます。
弊社においても生産資源林の管理業務は今までどおり砺波市の本社で継続していきますが、環境資源・文化資源にかかわる業務は森林総合支援センターをメインにおこないます。
たとえば環境資源として森林を捉えた場合、里山林の整備・広葉樹林整備・保安林の整備・環境教育の場等々があるでしょうし、文化資源として森林を捉えた場合、心や体の健康や豊かさを目指す教育プランの提案、森遊びの提案などができると思います。
以上のような事業をおこなう場合には指導者も必要になってきます。森林インストラクター養成講座などもオフィスで開校予定です。
また、日本庭園というのは自然美の極致であるという方もいらっしゃいます。庭つくりの講習会なども実施予定にしています。
身近な庭園から自然に対する理解を深めていただくことも大切なことだと考えます。また、砺波地方には散村という全国的にも美しい景観が残っています。
散村の屋敷林を保存するためにもその必要性を知ってもらう事が極めて重要だと思いますが、屋敷林の整備についてのアドバイスや施業も行います。
自然は自(オノズ)から然(ナ)ると書きます。いきなり難しいテーマに取り組むことよりもまずは自然に触れて、自然の楽しさを知ってもらうことからはじめたいと考えています。
当面は週に3~4日森林総合支援センターオフィスにおいて、ナチュラルクラフトインストラクターによる『ナチュラルクラフト教室』を開校予定です。
ドングリ、木の実、小枝、ツル植物、ドライフラワー、マツボックリ、樹皮、豆類などを使った可愛いクラフト作品作りを通じてドングリ拾いや木の実採取に森に出かける気になれば、自然を理解しようという気持ちが出てきた証です。
クラフトの先生は県内各地の小学校や公民館、婦人会などからの要請で活躍中の石崎千鶴子さんです。どうぞ大勢の皆様のご入学をお待ちいたしております。
ナチュラルクラフトインストラクター石崎千鶴子先生のホームページはここから入れます。とても可愛くて楽しいページなのでぜひご覧ください。